整形外科領域の
様々な疾患に対応

整形外科領域の様々な疾患に対応いたします。まずはお気軽に受診ください。
頚椎捻挫・腰椎捻挫
交通事故などによるむち打ち症などが原因で首が痛む、腰が痛むあるいは動かないという症状がある場合、急激な外力により首や腰の骨や周囲の組織に障害が生じ、痛みが生じている状態です。首から肩にかけて、腰全体の重い痛みや神経障害(腕や足の痛みやしびれ)が現れることがあります。MRIやレントゲンで外傷による所見が生じていないか確認します。治療は1~3ヵ月ほどで改善する場合が多く、投薬、リハビリなどによる治療を行います。
骨折・打撲
骨折すると多くの場合、激痛を伴い、骨折部位の周辺に腫れや変形が生じることもあります。骨や周辺組織からの出血が引き起こされ、内出血が生じてきます。さらに部位によっては、近くの神経が刺激され、手足の脱力やしびれなどを生じることもあります。速やかにレントゲンで骨折があるかどうか、確認のため受診してください。
打撲は体を何かにぶつけたことで皮膚や皮下組織などが損傷している状態で、打ち身とも言います。症状が強い、なかなか改善しない場合は、骨折の確認のため一度受診することをお勧めします。
脱臼
脱臼は様々な関節部で起こりうるのですが、よくみられる部位として、肩関節脱臼があります。ラグビーやアイスホッケー、柔道などのコンタクトスポーツをされている方に起こりやすいといわれています。スポーツ以外でも、高齢者では転倒した際に手をついて脱臼が生じることもあります。
脱臼すると強い痛みを生じ、関節を動かすことが困難となります。なお、脱臼した状態のままにしておくと、整復が困難となったり、周辺の神経が障害されて麻痺や知覚障害を引き起こすこともあるので、なるべく早い段階で整形外科を受診するようにしてください。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎にある椎間板の一部が突出してしまう疾患です。この組織は背骨の間でクッションの役割を担っているのですが、その一部が出っ張ってくると神経組織を圧迫するようになり、しびれや痛みが起こります。腰が強く痛むことが多いのですが、このほかにも臀部の痛み、下肢にしびれや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなったりします。そのため、局所の安静、様々な疼痛の緩和のための薬、リハビリなどで痛みを抑えるとともにコルセットをつけて患部の負担を減らします。リハビリは痛みの原因となる椎間板ヘルニアの状態をMRIなどで確認した上で行うことが望ましいと思われます。それでも改善しないときは手術が必要になります。
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症は、腰椎部において加齢に伴い椎間板や背骨が変形し、神経組織が脊柱管内で圧迫されて腰痛や下肢の痛み、しびれ、脱力が生じる病気です。歩き始めは何の問題もありませんが、歩き続けていくことで次第に足にしびれや痛みを感じたり、脱力感やもつれるといった間欠性跛行という症状が生じます。初期の段階ならば、しばらく休むことで症状は消え、再び歩けるようになります。しかし、悪化すると常に痛みがあり、歩行することが難しく日常生活に大きな影響がでます。そのような事態に陥らないよう、間欠性跛行などの症状がみられたときは、腰部のレントゲン、MRI検査を受けることをお勧めします。
変形性脊椎症
変形性脊椎症は、加齢性の変化などが原因となり、だんだんと椎間板の弾力性が失われてしまう疾患です。椎間板がきちんと機能しているときは様々な衝撃をクッションのように和らげてくれるのですが、変形性脊椎症になると、背骨の可動性低下や筋肉の硬直などにより、腰、臀部の痛み、しびれといった症状に悩まされることもあります。そのようなときは消炎鎮痛薬や筋弛緩薬等による薬物療法を行います。さらに、コルセットなどを装着したり、背骨の機能改善などのリハビリ、運動療法を行うことで症状を改善させていきます。
肩関節周囲炎
肩関節周囲炎は、はっきりとした原因は見当たらないのですが、肩関節部の痛みや運動制限が起こってしまう疾患です。40~50代の方によくみられるので、一般的には「五十肩」と呼ばれています。肩関節周囲の組織に炎症が起き、このような状態が長く続くと癒着して肩が挙がらなくなってしまうこともあります。
患者さまにもよりますが、腱板とよばれる筋肉に損傷が生じている場合もあります。
五十肩をそのまま放置されている方も少なくないようですが、痛みの症状が長くなってきた時は、MRIによる検査で腱板損傷が生じていないか確認することをお勧めします。痛みを抑えるためには、抗炎症薬や鎮痛薬の内服、湿布薬をお勧めいたします。痛みが強い場合には、ヒアルロン酸などを肩関節内に注射することもあります。
頚椎症(頚部脊椎症)
加齢などに伴い、首の椎骨と椎骨の間に挟まっている椎間板が変性することがあります。これによって頚椎のクッションの働きが弱まってしまうと、頚椎症になってしまいます。首の痛みや肩こりなどの症状がみられます。さらに、変形により神経が圧迫されるようになると手や腕のしびれ、痛み、手足の運動障害が現れることもあります(頚椎症性神経根症、頚椎症性脊髄症)。
レントゲン撮影などの検査で頚椎症と診断されたときは、神経の症状が伴うかを確認し、MRI検査で神経の状態の確認を行います。まずは保存療法として消炎鎮痛剤を使用し、頸部カラーを装着してしばらく頸部を安静にして痛みをコントロールします。さらに当院では理学療法士によるリハビリテーションも行い、頸部の筋緊張の緩和や頸椎の機能改善により、痛みの軽減を目指します。なお、こうした保存療法だけでは症状が改善されないときは手術療法を検討します。
半月板損傷
半月板を損傷すると、膝に痛みやひっかかりを覚えるようになります。損傷した半月板が関節の間に挟まってしまうと、ひっかかりが生じます。ひどい場合には膝を完全に伸ばせなくなり、ロッキングという状態になります。膝を曲げ伸ばしすると痛みを覚える、屈伸時に膝の引っかかり感がみられる、歩行時に膝の力が抜けるような感じがあるといった症状が起こったときは半月板損傷の可能性があるので、レントゲン検査だけでなく、MRI検査で確認するようにしてください。
変形性膝関節症
変性性膝関節症は、膝関節の軟骨が磨り減ってしまい、関節炎や変形が生じるようになる疾患です。膝の痛みが強まったり、膝に水が溜まるなどの症状が起こります。加齢とともに膝関節の変形は進んでいきますが、まずは内服薬や外用薬を使ったり、膝の機能回復のためのリハビリや膝関節内にヒアルロン酸の注射などを打ったりして治療します。日常生活での痛みが強く、歩行が辛くなると人工関節手術などが必要になります。そのような状態にならないよう、膝の筋力強化などのリハビリや装具など負担軽減、生活指導などを行います。早い段階で医療機関を受診し、変形の程度を確認するようお勧めいたします。